あさひ鍼灸整骨院
 
オステオパシー療法 


〒346-0004  埼玉県久喜市南1-4-12 月曜館103
TEL.FAX:0480-22-5597
  
  
   首.肩周囲の症例
 
 
1.40代女性―頸部後ろの痛みで前下と左回旋が出来ない
 
2.30代女性―寝違いで首が動かせなくなった
 
3.女子中学生―右肩前方挙上時に左肩に比べると制限を感じる
 
 
 
 
 
 
 1.40代の女性
 
主訴―「2.3日前、下を向いた時に頸部の後ろ側に痛みを感じそれから、前下と左回旋
 
が痛みで出来なくなった」と訴え来院されました
 
 
検査
 
傾聴検査で、頭頂部へ手を置くと、仙骨周囲から影響していると反応がありました
 
触診検査で、頸椎五番目周囲の軟部組織、特に右側に硬結がありました
 
可動性検査では、前屈と左回旋を其々頸部に行うと頸椎五番目の右側に関節の制限を
 
感じました
 
腹臥位では、右起立筋に僅かな緊張と骨盤に於いては、腸骨の問題なのか、仙骨の問
 
題なのか、判断がつかない正常でない骨盤の状況にありました
 
仰臥位では、右腸骨と右大腰筋に其々緊張を感じました
 
下肢の左右の長さに問題はなく腹部内臓、胸郭内臓には特段緊張や制限等はありませ
 
んでした
 
頚部を挙上した時に、頸椎五番目から下が塊となり棒状になって持ち上がってきまし
 
 
その制限は、仙骨から起きている障害が影響しているとはっきり感じ取れました
 
頭蓋には、可動性制限や緊張は感じられませんでした
 
 
トリートメント
 
患者様が症状を発している痛みの部位は、頸椎五番目の右側椎間関節ですが、
 
触診検査や可動性検査で、関節が完全に固着し起こっている制限ではなかったので
 
第一次機能障害の部位ではありませんでした
 
身体の他の部位で起こっている機能障害のバランスをとる為に起こっている症状だと
 
判断が出来ました
 
一番強い機能障害として、硬膜に楔を打った様な仙骨の形状、これは仙骨の二番目に
 
硬膜が付着していて、仙骨の2番目と3番目の間に固着が有りました
 
仙骨の固着を少し時間を掛けてリリースいていくと、身体の緊張が少し抜けるのを感
 
じとれました
 
次に右大腰筋緊張と右起立筋緊張をリリーした処更に身体が緩みました
 
初めの検査では、骨盤に起こっている問題が仙骨か腸骨かどちらの機能障害が仙腸関
 
節に機能障害を作っているかが判断できませんでした
 
仙骨二.三番目の固着と右大腰筋と右起立筋緊張を解放した事で、仙骨側の問題で仙腸
 
関節機能障害が起こっていると診断出来ましたので、仙骨によって起こっている仙腸
 
関節の機能障害を矯正しました
 
更に、胸腰椎の屈曲伸展と回旋検査を行ったところ腰椎と胸椎に制限があったので矯
 
正しました
 
頸椎五番右側椎間関節の再検査した処僅かに制限が残っていたので、更に全身検査を
 
し右腓腹筋とハムストリング硬結が判明したのでリリースしました
 
この時点で、患者様が訴えていた頸椎五番右椎間関節が完全に開放されました
 
患者様ご自身に症状の確認の為頸部を痛い方向へ動かしてもらいました
 
結果、「全く制限も痛みもなく改善した」との事でしたので終了しました
 
 
 
考察
 
この患者様は、頸椎五番目右関節機能障害による頸部前屈と左回旋時の制限痛を訴え
 
ていました
 
全身の精密検査をした事により、この症状が様々な部位に起こっている機能障害から
 
響を受けた結果、適応した事により関節が機能障害である様に振舞っていた痛みだ
 
ったという事が判明しました
 
 
 
 
 
 
2.30代女性
 
主訴は、数日前から寝違いにより首が痛み動かせなくなったとの事で来院され
 
ました
 
原因については不明との事
  
他には、左五十肩になって治療受けているが一向に良くならないと
 
更に、右股関節も屈曲した時に痛みが出る事を訴えられました
 
  
既往歴
 
左五十肩による肩の痛み、右股関節屈曲時痛
 
慢性的な首.肩こりがあるそうです
 
 
検査
  
手技検査で、頚部の伸展制限痛と左回旋制限痛がありました
 
頸部周囲に放散痛なし
 
 
 
右肺の水平裂制限・横隔膜裂孔部の緊張・上部胸椎1.3可動制限
 
L骨盤底筋緊張・右股関節の位置が前方変位し屈曲制限あり
 
 
検査にて判明した機能障害を比較検査し、その中で頸椎の伸展や左回旋制限を起こし
 
ている原因として
 
1.右肺の水平裂の可動性の制限
 
2.横隔膜へ分布している横隔神経
 
3.上部胸椎T1.3の可動性制限
 
 
等が頸椎の伸展と左回旋制限を作り痛みの原因となっていました
 
 
 
トリートメント
 
テクニックとして選択したのが、施術中に痛みを出さないで行うインダイレクトテク
 
ニックという方法で上記三つの機能障害を開放しました
 
  
寝違いによる頸部伸展痛と左回旋制限がかなり緩み楽になったとの事でした
 
 
 
考察
 
頸部は支えがない構造になっているので、胸郭内臓器の可動性制限や横隔膜の緊張
 
胸郭構造等の機能障害が頸椎へ影響して頸椎に痛みの原因があるかの様に見えた症状
 
の症例でした
 
 
 
 
 
 
3.女子中学生
 
主訴は、右肩関節前方挙上で180°を超えた時に、右肩が左肩に比べて後ろへ回しにく
 
回しにくいので左肩同様に軟らかく動く事が出来る様にならないかとの訴えで来院さ
 
れました
 
この方は、長年西洋舞踊をされていて、柔軟性に富んだ体の使い方を要求される為と
 
の事でした
 
 
子供さんであり、西洋舞踊をなさっているという事で少し特殊な例になります
 
何故なら、肩関節可動範囲は通常180度までの範囲内で評価いたしますが、それを
 
180度範囲を超えた時の動きの硬さについての訴えだからです
 
 
 
問診
 
身体の動きで痛みが増したり、減ったりするのか?
 
過去に怪我や病気をしたか?
 
色々な角度から問診をする事で痛みの原因を限定していきます
 
特に既往歴で引っ掛かるものはありませんでした
 
 
   
検査
 
C4左回旋制限 
 
右肩関節前方位
 
右胸肋関節制限
 
右小胸筋緊張
 
右肩甲胸郭関節制限
 
中部胸椎左回旋制限
 
右大腰筋緊張
 
 
等に僅かな制限や緊張がありました
 
   
 
トリートメント 
 
上記制限を検査比較して、右肩関節の挙上に影響を与えているように感じるものの原
 
因として、肩関節の前方変位があり右大腰筋緊張.頸椎.胸椎等の可動性制限を矯正し
 
ました
 
右肩関節の位置が正常化し、挙上時の制限が緩み硬さが改善しました
 
   
 
  
考察
 
   
右大腰筋緊張.頸椎.胸椎制限が体幹を捻じり、右肩関節の位置を前方へ変位させてい
 
たことが、肩関節の機能に影響し左と比べると違和感を感じていたものと考えられました
 
之は肩関節の関節運動機能障害ではなく、筋肉緊張や身体構造の捻じれが肩関節の位
 
置を僅かに変えた事で感じた違和感でありました
 
 
しかし真剣にお稽古をされている方からすれば、僅かな身体の左右差や動きの違いは
 
痛み等の様な症状ではないにしても大変な問題であります
 
 
この様な悩みでお困りの患者様は沢山は非常に多くいらっしゃいます
 
こんな事で相談して良いの、或は今迄医療機関で相談したが、年齢や之は原因が分か
 
らないからどうしようもないと云われお悩みをもっておられる方は是非ご相談くださ
 
 
 
勿論、オステオパシー療法で
 
全てを治せるわけではありませんが、オステオパシーの検査や身体に対する診方、考
 
え方、施術療法は他の医療や療法には無いものがあります
 
色々な治療や療法で改善しなかった症状でお悩みの患者様のお役に立てる可能性があ
 
るかもしれません
 
 
 
 
 
 
     どうぞお気軽に
 
 
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