1.痰が絡む
主訴
60歳代の男性・1.2年前から時々痰が絡むことがあり何とかならないかとの訴えで来
院されました
既往歴としては、24年前に交通事故に遭い軽いむち打ち症になったが、今は改善して
いるそうです
14才の時に虫垂炎と肺炎で入院した経験あります
晩酌としてグラスワイン1.2杯とウイスキー1杯程度を飲むそうです
検査
傾聴検査で十二指腸膵複合体周囲に異常な力を感じ取る事が出来ました
触診検査と可動性検査で、十二指腸膵複合体周囲の緊張と可動性制限があり、其の
周囲の制限や緊張が右前胸部から右前頸部まで緊張の連鎖を作っている事をはっきり
読み取る事ができました
更に表面部の緊張から深層部へ検査していくと、右気管支から気管の右側、右甲状軟
骨辺りまで緊張と制限と腫脹を作っている事も感じ取る事が出来ました
トリートメント
全体検査で、此の痰が絡む状態を作った原因が十二指腸膵複合体の組織制限から始ま
り、気管支や気管の粘膜に緊張を伝え機能不全を発生させていたことが原因だったよ
うに推察されました
機能回復の為トリートメントを行ったことにより、右前頸部から右気管、右気管支の
緊張や腫脹が半分以下になり患者様も違和感が軽減した事を感じ取られたようです
自然治癒力の働きを経過観察し、回復するにあたりまだ処理する必要なものが残って
いるか、そのまま回復していくかを診ていきたいと思います
考察
十二指腸膵複合体制限が横隔膜から右胸郭.右気管支.気管.咽頭部の右側粘膜に緊張を
伝えられたことで、繊毛運動が低下し痰が絡む原因だったと考えられました
オステオパシー療法では、症状を発している処だけに留まらず、必ず全身を検査して
機能障害を起こしている原因を究明し診断していきます
どうぞお気軽にご相談下さい
お待ちしております
あさひ鍼灸整骨院
オステオパシー療法
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