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60歳代の女性
主訴＝・左顎関節の痛みで口が開か
ない（既往歴省略）
原因＝二日前から左顎関節に痛みを
感じたが、日常生活で思い
当たる原因が無い
局所検査・左側の口を閉じる筋肉の
緊張.左咬筋と内側翼突筋
緊張
・頭蓋の捻じれ
・左顎関節圧縮で開かない
・後頭窩の滑り
全身検査・立位.座位.腹臥位.仰臥位
等で傾聴.可動性検査から
左舟状骨-第一楔状関節
に可動性制限と
第一楔状骨骨内病変
が判明.
この部位から頭蓋までの
数カ所の筋膜や関節
の働きに制限あり
左顎関節の開口制限
矯正＝左舟状骨-第一楔状骨関節
第一楔状骨骨内病変.更に
数カ所の筋膜や関節の
機能を取り戻す矯正で
左顎関節が緩み動き始め
患者さんも顎関節の開口が
楽になったとの事
考察＝左顎関節の開口制限は、足根
関節固着が第一次病変となり
足底から下肢.腰部.背部.頚部
頭蓋へ繋がる筋膜や関節系等
の歪が頭蓋まで上り詰め
頭蓋に捻じれを作った結果、
左顎関節開口時の痛みを
発生させていた
しかし足根関節や足底に
第一次病変としての制限は
あるものの、その制限が日常
生活の不自由さを感じる事の
訴えはありませんでした
＊各種検査により症状を起こし
ている原因の箇所を診付け
出す事で
顎関節に触れることなく改善
している例です
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